(1) c
(2) d
(3) a
(4) c

（１）動詞の形を問う問題。
　　空欄の後ろに注目すると、itselfという名詞（目的語）がある。
　　differentiate(違わせる・差別化する)は他動詞で、後ろには目的語が必要。
　　この時点で、受動態の形をとっている（B）と（D）は選択肢から除外できる。
　　残すは（A）と（C）。主語が「A&W Canada」という3人称単数であり、時制も過去から現在の話について述べているので、動詞の語尾には「S」をつける必要がある。
　　よって、答えは（C）has differentiated

（２）意味を問う問題。
　　空欄の前後の文脈を考えると、「さらにA＆Wは、_____で野生のタラを使用したハン バーガーを販売しています。」この空欄に適切な語
　　句は何だろうか。
　　ここでポイントとなるのは、空欄前後にある、「a ____ time」という語句である。これらの単語は単数形として使われていることが分か
　　る。つまり、複数形と一緒に用いる（A）severalや（B）manyは当てはまらない。
　　あとは意味を考えて「期間限定」を意味する（D）limitedが正解になる。

（３）動詞の区別と意味を問う問題。
　　まず、それぞれの選択肢の意味を整理する。
　　（A）実を結ぶ・成果をあげる（自）
　　（B）みなす・考える（他）
　　（C）与える・認める（他）
　　（D）築きあげる（他）増える（自）
　　このように、（B）と（C）の動詞には他動詞の使い方しかない。
　　この問題では、動詞の形が「be + ～ing」という現在進行形の形になっているが、
　　動詞は、形が変化してもその動詞が本来持っていたはたらきは変わらないというル
　　－ルがある。
　　つまり、他動詞だったら後ろには目的語が必要である。しかし、空欄の後ろには目
　　的語がない。
　　この時点で、選択肢は（A）と（C）に絞られる。
　　あとは文脈を考えてどちらが適切かを考えると、答えは（A）paying offになる。

（４）文章挿入問題。
　　この問題に関しては、文法知識というよりも、単純に前後の文章の流れを正しく理解できているかということが問われている。　
　　詳しくは和訳で確認してほしいが、（C）以外の選択肢は文脈に沿わないもしくは本文中で述べられていない。よって答えは（C）
　　

（和訳）
ドラフトビールで有名なファストフードチェーン店であるA＆Wは、「健康的な」アプローチによって他のファストフード店との差別化を図っています。
もしかしたら、あなたはA＆Wの使用している牛肉がホルモンやステロイドを使わずに育てられていることを強調した、TVや街頭掲示板を目にしたことがあるかもしれません。
また、A＆Wは、カリフォルニアの会社によって作られた植物由来のパティであるbeyond meet burgerを最初に提供し始めたファストフード店の１つです。
これらのマーケティング戦略は、バンクーバーで増加している健康意識の高い消費者を獲得することを狙っています。

さらにA＆Wは、期間限定で野生のタラを使用したハンバーガーを販売しています。使用されているタラのフライは持続可能な漁により一つ一つ手作業でさばかれていると言われていて、バンクーバーの住人が好きそうな売り文句が使われています。しかし、最も大切なことはその味です。その味についてもcod burgerは美味しいと認めざるを得ません。
他のファーストフード店の類似した商品に比べてこのハンバーガーは若干割高ですが、cod burgerは高いお金を払う価値のある商品です。

美味しさの点で考えると、A＆Wは、彼らの広範囲にわたるマーケティング努力によって生じた消費者の期待に応えています。しかし、みんながそれに同意しているのでしょうか？様々なメディアのレポートを通じたデータによると、彼らのマーケティング努力は身を結んでいるように見えます。CTVニュースの報道によると、2019年6月16日付の四半期の売上の伸びは、昨年同時期の6.6％と比べて10.3％の伸びでした。
（A）このチェーン店は売上を増加させるためにたくさんの画期的な販促を行っている。
（B）よって、健康を意識した製品は世界中で驚きを巻き起こした。
（C）この上向きの流行は2019年下半期、そしてそれ以降も続いていくと予想されている。
（D）この会社は直前の会計年度で空前の利益を得た。

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