【TOEIC文法】品詞が分かれば英語が分かる!英文法を学ぶうえで必須の基本4品詞~動詞編~

Posted on 2019.09.13

動詞とは

動詞とはどんな言葉でしょうか。

一言でいうなら、主語の動作を表す言葉のことです。

「走る」、「食べる」、「笑う」
などが動詞に当たります。

これら動詞は、言い換えるなら文章の結論であるということもできます。

「私は友達と一緒に走る
「今日の夜ご飯はカレーライスを食べる
「テレビ番組を見て笑う
このように、日本語においては動詞は文章の最後の位置に置かれます。

一方、英語の場合はどうでしょうか。
先ほどの文章を英語にしてみましょう。

「I run with a my friend.」
「I will eat curry rice as today's dinner.」
「I laugh to watch the TV program.」
このように、英語においては動詞は主語の後ろに置かれます。

これが日本語と英語の動詞を置く位置の違いです。

英語と日本語の共通点:動詞は形を変えることができる

最初に英語と日本語の違いについて話しましたが、次に共通点について解説します。

すばり共通点は、日本語も英語も動詞は「形を変える」ことができる

            日本語  英語
基本⇒          観る watch
過去⇒          観 watched
未来⇒          観るだろう will watch
受動⇒          観られる be watched
進行⇒          観ている   be watching

このように、日本語でも英語でも基本となる動詞が過去形や未来形になると、語尾や動詞の前の形が変わります。

時制の変化や受動態という言葉を聞くと、難しく考えてしまう人が多いですが、実はとてもシンプルで、みなさんが日本語を使うときと同じことをしているだけなのです。

この意識を忘れないようにしましょう。

☆日本語も英語も動詞は「形を変える」ことができる☆

英語と日本語の相違点①:自動詞と他動詞の区別

あなたは日本語を使うときに自動詞と他動詞を意識して使っていますか?

おそらくほとんどの人が、そんなこと考えたこともなかったでしょう。

私達は日本語を使う際に動詞を区別して使っていません。

しかし、英語を正しく理解するためには、自動詞と他動詞の判別をする必要があるのです。

そもそも自動詞と他動詞とは何でしょうか?

「何となく言葉は聞いたことがあるけど、どんな違いがあるのかはよく分からない...」

そんなあなたのために解説します。

それぞれ次のような定義です。

自動詞→後ろに目的語をとらないもの

例)I walk.(私は歩く)

他動詞→後ろに目的語をとるもの

例)I eat an ice cream.(私はアイスを食べる)

目的語とは、という疑問もあるかもしれませんが、目的語についての詳しい説明は後日記事にするので、ここでは割愛します。

目的語が何か分からなくても上記の文章は次のように簡単に言い換えることが出来ます。

自動詞→主語が自分だけでできる動作
sleep(眠る)、run(走る)、walk(歩く)などが当てはまります。
どの動作も自分一人で行うことが出来ますね。

他動詞→主語以外に、他の人やモノが必要になる動作
eat(食べる)、watch(観る)、love(愛する)などが当てはまります。
どの動作もその動作の対象となる言葉が必要ですね。
例)食べる→何を?→アイスを 観る→何を?→テレビを 愛する→何を?→あなたを

英語を使う際にはこのような基準のもとで、自動詞と他動詞を区別する必要があるのです。

日本語⇒自動詞と他動詞を区別×
英語⇒自動詞と他動詞を区別◎

英語と日本語の相違点②:英語にはbe動詞がある

be動詞という言葉は聞いたことがありますか?

is, are, am, wasなどがbe動詞の仲間となります。

では、なぜ英語ではbe動詞とその他の動詞(一般動詞)を区別しているのでしょうか?

その答えはbe動詞だけが主語や時制の変化によって単語そのものが変化するからです。

どういうことでしょうか。

先ほど日本語と英語の共通点でwatchという単語を例にしました。

watchが過去形になるとwatched
主語が3人称単数現在形になるとwatchs
このように動詞の形は変化していますが、watchという動詞の形は残っています。

それに比べてbe動詞はどうでしょうか?
be動詞の原形はbeです。
beが過去形になると、was / were
主語が3人称単数現在形になると、is
このように原形であるbeという単語が全く別の単語に変化しています。

このため、be動詞は他の動詞とは別に分類されているのです。

ちなみに、be動詞の意味は、状態・存在です。

I am happy.
I am a teacher.

これらの文章はそれぞれ
「私は幸せです。」
「私は先生です。」
と訳すことができます。

また、これらの文章はこのように考えることもできます。
「私は幸せ(という状態)です。」
「私は先生(という存在)です。」

これがbe動詞が状態と存在を表すということです。

☆英語にはbe動詞がある☆

まとめ

いかがでしたか?

このように英語の品詞について考えるときは、私たちのネイティブ言語である日本語との対比で考えることで理解がしやすくなります。

今回のポイントをまとめると、
共通点:動詞は形を変えることができる
相違点①:自動詞と他動詞の区別
相違点②:英語にはbe動詞がある

他の3品詞についての解説をご覧になりたい方は以下のリンクをクリックしてみてください。

名詞
副詞
形容詞

最後までお読みいただきありがとうございました。

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