【強調シリーズ】文の一部を強調する方法、教えます!

Posted on 2020.01.22

はじめに

英語の文の中で1つのことを強調したい場合は皆さんどうしますか?

「~された」ということ、能動態の目的語を強調したい場合は、受動態にしたり、
否定形を強調したい場合(否定形の副詞)や、If節の場合は倒置を起こして強調する事もできます。

しかし、上記に書いたものは様々な条件を満たさないと使う事ができません。

では、普通の文を強調したい場合、例えば
Kenny bought a new toy for his dogs last month.
( ケニーは先月犬のために新しいおもちゃを買った )

この文の一部を強調したい場合は、どうしますか?

そんな時に役立つのが、強調構文というものです。
今回はこの強調構文について詳しく説明していきます!

強調構文って何?

強調構文とは意味があって何かしら強調したいものがある時に使用します。

例えば、先ほどの文
Kenny bought a new toy for his dogs last month.

この文の主語のKennyを強調する場合は、
「ケニーは無駄なものにお金を使いたがらない」などの前提条件があり、
それなのに、あのケニーが新しいおもちゃを犬のために買ったという事を言いたい時に使用します。

つまり、意味もなく文章の一部を強調構文を使用して強調することはありません。

強調構文の使い方

強調構文は【 It is(was) A that …. 】が基本形となり、
自身が強調したい単語もしくは句をAの部分にもってきます。
*Itの後のbe動詞については、強調をしたい元の文が現在形か過去形かによって変化します。

そして、元の文からAを抜いた文をthat以降にそのまま置きます。

例えば、
Kenny bought a new toy for his dogs last month.

先ほどの文章で強調構文にて強調できるのは、以下の4つです。
主語:Kenny
目的語:A new laptop
副詞句:for his dogs
副詞:last month

それでは、一度使ってみましょう!

①主語 ( Kenny ) を強調
It was Kenny that(who) bought a new toy for his dogs last month
( 先月犬のために新しいおもちゃを買ったのは、ケニーだった )
*人がAの部分に入る場合は後ろはthatではなくwhoでも置き換える事は可能です。

②目的語 ( a new toy ) を強調
It was a new toy that Kenny bought for his dogs last month
( ケニーは先月犬のために買ったのは、新しいおもちゃだった )

③副詞句 ( for his dogs ) を強調
It was for his dogs that Kenny bought a new toy last month.
( ケニーが先月新しいおもちゃを買ったのは、犬のためだった )

④副詞 ( last month )を強調
It was last month that Kenny bought a new toy for his dogs.
( ケニーが犬のために新しいおもちゃを買ったのは、先月だった )

このように、
それぞれ強調したいものをIt is(was) A that…のAに入れ、
後ろにAを抜いた分をそのまま後に続けるだけで完成です。

動詞を強調したい場合

さて、これまで説明してきたのは【動詞以外】を強調する方法でした。
では、動詞を強調する場合はどうするのか?

動詞の前にdo ( did ) をつけて、動詞を原形にするだけです。
こちらも元の文の時制によってdo(does)かdidで変化します。

それでは先ほどの文で「買った」ことを強調してみましょう。

Kenny did buy a new toy for his dogs last month.
( ケニーは確かに先月犬のために新しいおもちゃを買った )

使用する場面としては、
Rina: I’ve never seen Kenny play with his dogs.
   Was it true that Kenny bought a new toy for his dogs?
  ( ケニーが犬と遊んでいるところを見たことないんだけど、ケニーが犬のために新しいおもちゃ買ったって本当なの?)
Aki: Yeah! I saw that Kenny was buying it. Kenny did buy it last month!
  ( うん!ケニーが買ってるところを見たよ!ケニーは確かに先月買ってた!)

このように、本当に行っていたという事を強調したい時に使用します。

また、Aki does like hockey ( アキは本当にホッケーが好き )のように強調もできます。

まとめ

いかがでしたか?

強調構文は意味があって文の一部を強調したい時に使用する

【 It is(was) A that….】のAに自分の強調したい単語・句を入れる。
that以降は元の文からAを抜いた文をそのまま後ろに続ける。

動詞を強調する時は、元の文の動詞の前にdo (did)を挿入し、動詞を原形にする。

これを守れば、簡単に強調文を作れちゃいます。
実際の会話で使う頻度は少ないかもしれませんが、覚えておいて損はないので、
ぜひ覚えておきましょう!

ここまで読んで下さってありがとうございました。

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