【超重要】TOEICリーディングをするうえであなたの壁になる3つのthat問題

Posted on 2019.09.21

thatには5つの意味がある??

この記事を読んでほしい人
英語を読んでいてthatが出てきた時にその正体が分からないという経験がある人

「thatってたくさん出てくるけどあのっていう訳だとうまくいかないことが多いよなー」
なんとなく英文を読んでいると、thatという単語が出てきてもこの程度の感想しかもちません。

しかし、同じ「that」という単語でもその使われ方には5つのパターンがあります。

①形容詞のthat
②指示代名詞のthat
③目的語になるthat
④関係代名詞のthat
⑤同格のthat

「5つの意味なんて覚えられないよ!」
安心してください。このうち①と②についてはあなたはすでに使いこなしているはずです。

①形容詞のthat
「あの」と訳すthatのことです。
That car is mine.(あの車は私のものです。)
このように、名詞の前に置かれてその名詞を限定するはたらきを持ちます。

②指示代名詞のthat
「あれ・それ」と訳すthatのことです。
He said he did his homework yesterday, but that was a lie.(彼は昨日宿題をやったと言ったが、それは嘘だった。)
このように、すでに話題に出てる事柄を示すときに使うことができます。

これら2つについては、みなさん理解しているでしょう。

問題は残りの3つ
③目的語になるthat
④関係代名詞のthat
⑤同格のthat
です。

これらについて丁寧に説明していきます。

1.目的語になるthat

I think that he is smart.

あなたはこの文章をどのように訳しますか?

「私は彼が賢いと考えている。」
これが正解です。

ここで注目してほしいのは、thatが訳に反映されていないということです。
実は、これから解説する3つのthatは全て形容詞「あの」や指示代名詞「あれ・それ」のようなはたらきはしません。
では、どんなはたらきをするのでしょうか。

③目的語になるthatはその名の通り、目的語(補語)になることができます。

2.関係代名詞のthat

I watched the movie that you recomended.

このthatは①②③のthatと違って、
「I watched the movie」で文が完結していますね。

「私はあなたがおすすめした映画を見た。」
これがこの文章の訳になります。

thatを使用することによって、直前の名詞をさらに特定しています。
そして、thatの後ろを見ると文が不完全になっており、thatが後ろ文章の目的語の役割をしています。

これが④関係代名詞のthatです。

☆不完全な文とは?
「you recomended」という文章に注目してみましょう!
 recomendという動詞は他動詞です。他動詞は後ろに目的語を必要とします。
「あなたがおすすめをした」という文章では何をすすめたのかが分かりませんよね。
これが、不完全な文です。

3.同格のthat

I got the news that I was promoted.

この文章のthatはどうでしょうか?

「私は昇進したという知らせを受けた」
という文章です。
あれ?④の関係代名詞のthatと同じでは?と思われる方もいるかもしれません。

the newsの後ろのthat以下はthe newsの具体的な内容を示しています。
さらに、後ろの文章を見ると、完全な文章になっており、
後ろの目的語としての役割は果たしていません。

つまり、
⑤同格のthatは直前の名詞の具体的な説明をし、後ろの文章が完全な文となります。

まとめ

いかがでしたか?

目的語のthatはその名の通り、目的語の役割なので分かりやすいかと思いますが、
関係代名詞のthatと同格のthatはどちらもthat以降がなくても文が成り立つので、
分かりにくいかと思います。

しかし、
関係代名詞のthatはthat以降が不完全な文
同格のthatはthat以降が完全な文
という明確な違いがありますので、ぜひ覚えておいて下さい。

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