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【動詞】あなたが自動詞と他動詞の区別をすべき3つの理由
Posted on 2019.10.30
そもそも自動詞と他動詞って何?
あなたは動詞が2種類に分けられるのはご存知でしょうか?
「be動詞と一般動詞?」
このように考えた人は間違いではないですが、今回取り上げるのはその区分ではありません。
今回は自動詞と他動詞についてお話します。
自動詞と他動詞の基本的な説明や見分け方は他のサイトでも数多く述べられているのでここでは割愛します。
まずは自動詞と他動詞の基本から知りたいという方は⇓のサイトがおすすめですのでご覧になってください。
自動詞と他動詞の区別
では、そもそもなぜ自動詞と他動詞を区別する必要があるのでしょうか?
この点について書いてある記事が少なかったので今回取り上げたいと思います。
私達が自動詞と他動詞の判別をすべき理由が3つあります。
1.自動詞と他動詞によって訳し方が異なる
① I run to the restaurant.
② I run the restaurant.
①と②の文章をそれぞれ訳すことが出来るでしょうか。
①⇒「私はレストランに走る」
②⇒「私はレストランを経営している」
これが正解の訳です。
みなさん正しく訳すことができたでしょうか?
自動詞と他動詞の区別が明確になっている人は、自信を持って答えることが出来たはずです。
訳し方が分からなかった人、正解したけど自信を持って答えられなかった人は自動詞と他動詞の知識が不十分です。
「run」という動詞には自動詞の意味と他動詞の意味どちらもあります。
みなさんが知っている「走る」という意味は自動詞としての訳し方です。
しかし、この動詞には「経営する」という意味もあり、それが他動詞としての使い方なのです。
② I run the restaurant.
この文章はrunという動詞の後ろに、目的語であるthe restaurantという名詞が来ているのでrunが他動詞として使われていることが分かるのです。
① I run to the restaurant.
一方、この文章はrunという動詞の後ろに、前置詞のtoという単語が来ているので、動詞の後ろに目的語がない=自動詞と判断できるのです。
このように、自動詞と他動詞の判別ができるようになると、今までは文脈や前後関係からなんとなくで理解していた英文が根拠を持って理解できるようになるのです。
2.準動詞の理解に不可欠
あなたは準動詞という言葉をご存知でしょうか?
おそらく初めてこの言葉を目にする方も多いはずです。
簡単に説明すると、動名詞・不定詞・分詞の総称のことを準動詞と言います。
「そんなこと言われてもそもそも分詞とかよく分からんし、、、」
そんなあなたも大丈夫!
ひとまずここでは以下のことを覚えておいてください。
動名詞⇒名詞のはたらきをする
不定詞⇒名詞・形容詞・副詞のはたらきをする
分詞⇒形容詞のはたらきをする
つまり準動詞とは、動詞が違う品詞のはたらきをするというものです。
ここで一つ注意するポイントが、動詞としての性質は残ることです。
どういうことでしょうか?
不定詞を例に考えてみましょう。
次の例文には間違いがあります。
それはどこでしょう?
I got up at 7:00 A.M to go the library.
「私は図書館に行くために7時に起きた。」
間違いに気が付きましたか?
正解はこちら。
I got up at 7:00 A.M to go to the library.
最初の文には前置詞のtoが欠けていました。
goは自動詞なので、後ろには直接目的語を置くのではなく、前置詞を置く必要があります。
ここで使われるルールが、動詞は準動詞になっても動詞としての性質は残るということです。
準動詞になる前の動詞が自動詞なら自動詞、他動詞なら他動詞としての性質を残します。
ということは、自動詞と他動詞の判別が出来なければ、それはそのまま動名詞・不定詞・分詞が正しく理解できないということにつながるのです。
3.TOEIC PART5の点数に直結する
日本人が特に苦手意識を持つTOEICのPart5。
実は、そんなPart5の問題にも自動詞と他動詞の判別が出来れば解ける問題が頻出するのです。
例えば次のような問題。
問)New school regulations for students ________ on August 1.
(A) implement
(B) have implemented
(C) will be implemented
(D) are implementing
この問題は自動詞と他動詞の知識があれば10秒で解くことの出来る問題です。
大切なポイントは3点。
まず注目するのはimplementが「~を実行する」という他動詞であるということ。
次に空欄の直後が目的語ではなく前置詞であること。
最後に選択肢のうち(C)以外は能動態であること。
よって、他動詞が受動態になった形の(C)が正解となるわけです。
このように、自動詞と他動詞の判別はTOEICの点数アップに直結するのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は自動詞と他動詞の判別をすべき3つの理由についてまとめました。
記事を読んで何か分からないことがあればお気軽にご質問ください。
次回もお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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