これは聞いた事がある方が多いのではないでしょうか。
時・条件を表す副詞節の中では、例え未来の事でも現在形を使用しなければなりません。

I will send you a photo when I arrive at the airport.
（私が空港に着いた時に、写真を送ります）

I will finish my homework before my parents come back home.
（両親が家に帰ってくるまでに、宿題を終える予定です）

「私が空港に着く」のと「両親が家に帰ってくる」のは未来の事ですが、
ここでは現在形が使用されていますね。

時・条件を表す接続詞は意外とたくさんあります！

【時を表す接続詞】
・when（～の時）
・as soon as（～するとすぐに）
・after（～の後）
・before（～の前）
・by the time（～までに）
・until

【条件を表す接続詞】
・if（～だったら）
・unless（～でない限り）
・in case（～の場合には）
・as long as（～する限り）

これらの接続詞の副詞節では未来形が使えません。

あれ？
さっき未来形使えないって言ったじゃん！と思う方もいると思います。

恐らくこれを見て下さっている皆さんの中には、if や when、beforeなどの時と条件を表す接続詞の節の中では、未来形が使えないと覚えている方もいるのではないでしょうか？

実は、違うんです。副詞節の中でのみ未来形が使えないんです。
…え？どういう事？ってなりますよね。

つまり、Ifとwhether、whenは名詞節を作ることができ、
名詞節の中では未来形を使用する事ができます。

ここが皆さんの混乱するところだと思います。
では、例文を見ていきましょう。

=============================================

①I don’t know if he will come tomorrow.
（彼が明日来るのかどうかわからない）

「I」が主語 ( S )、「don’t know」 動詞( V )、「if he will come tomorrow」が目的語 (O)の役割をしています。
つまり、この場合のifのかたまりは名詞節として使用されていますね。
もし、「if he will come tomorrow」が副詞節のかたまりとしてみてしまった場合は、
「know」という動詞が他動詞なので、目的語がない文になってしまい、意味が通じません。

＊whetherも同じ用法で使用ができます

★ If、whetherを名詞節として使用する場合は「～かどうか」と訳します

==============================================

②I will tell you when I will go back to Japan.
（いつ日本に帰るかをあなたに知らせます）

こちらも同様に、「when I will go back to Japan」がtellの目的語（O)になっており、名詞の役割をしているので、未来形が使用できます。

★Whenを名詞節として使用する場合は「いつ～なのか」と訳します

このように、時と条件を表す接続詞でも使い方によって、未来形を使用できます。

①時と条件を表す副詞節の中では、未来形は使用しない。
②if、whether、whenの名詞節の中では未来形は使用できる。
　If、whetherの場合は「～かどうか」と訳す
　Whenの場合は「いつ～なのか」と訳す

この２つを頭に入れておけば、未来形を使用しても良いのかを迷うことはなくなるはずです。
ここまで見て下さってありがとうございました。

この記事が皆さんのお役に立てば嬉しいです。