【前置詞】withの4つの使い方② ~付帯状況のwith~

Posted on 2019.12.02

はじめに

今回は以前に説明したwithの3つの使い方の続きです。
まだ見てない方はこちらから

withには他の前置詞とは違った使い方があります。
通常、前置詞は名詞がセットになりますが、
Withには名詞の後にその名詞の状況を表す動詞や形容詞を持ってくることができます。

それが「付帯状況のwith」と呼ばれているものです。

付帯状況のwithを作るのに、
主に2つのパターンがあります。
「With+名詞+V-ing(動詞-ing)/V-ed(動詞-ed)」
「With+名詞+形容詞/副詞/前置詞」

今回はそれらを詳しく説明していきます。

「With+名+V-ing/V-ed」

「付帯状況のwith」の基本的な訳し方は、
「名詞が~しながら」「名詞が~したままで」と訳します。
Withの後に続く名詞がwith節の中の主語の役割をしています。

I was studying English with music playing.
( 私は音楽をかけながら、英語を勉強していた )

「名詞=music」「V-ing= playing」なので「音楽をかけながら」という訳になります。

ではこちらはどうでしょう。

She was thinking with her arms folded.
( 彼女は腕を組みながら考えていた )

この文章は「with+名+V-ed」ですが、
「~されている」ではなく「腕を組みながら」という訳になっていますね。

両方の訳が「~しながら」となっているので、
「V-ing」と「V-ed」の違いは何でしょう。

「名+Ving/V-ed」の間にbe動詞を入れてみて意味が通じるかどうかです。

例えば、
上の例文の動詞をingするとこうなります。
「her arms are folding」だと意味がおかしくなりますね。
自分が腕を組むので、腕が自分で組みませんよね。

もし、意味で分からない場合は、
継続している動詞なのかどうかで見分けて下さい。

継続する動詞(例えば playやrunなど)はV-ingになり、
その時の行為を表すもの(例えばopenやpourなど)はV-edになります。

ではこちらはどうでしょうか?

She was running with her hair ( ) in the wind
( 彼女は髪をなびかせながら走っていた )
① blowing
② blown

正解は①です。 
「Her hair is blowing」で意味が通じますね。

また、「blow」という動詞はその時の行為を表すものではなく、
継続するので、V-ingになります。

「with+名+形容詞/副詞/前置詞」

「with+名」の後ろにはV-ingやV-edだけでなく、
形容詞・副詞・前置詞をもってくることもできます。

*with+名+形容詞
He always eat foods with his mouth full.
( 彼はいつも口をいっぱいにして食べ物を食べる )

*with+名+副詞
I couldn’t live with you away.
( 私はあなたがいないと生きていけないだろう)

*with+名+前置詞
She was reading a book with her phone in her hand.
( 彼女は携帯片手に本を読んでいた )

訳については、どれも「~しながら」「~のままで」という訳になりますが、
そのまま直訳するのではなく、意訳を心がけて下さいね。

まとめ

今回はwithの特殊な使い方の「付帯状況のwith」
説明させていただきましたが、いかがでしたか?

①「With+名+V-ing/V-ed」は名とVの間にbe動詞を入れてみて意味が通じるかどうか
②基本的な訳は「~しながら」「~したままで」
③「V-ing/V-ed」の他に「形容詞/副詞/前置詞」も名詞の後ろにおける

この基本をしっかりと押さえれば、意外と簡単に使用できますので、
ぜひ実際に使ってみて下さいね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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