【基礎文法】使役動詞ってどうやって使うの?

Posted on 2019.12.10

はじめに

皆さん、使役動詞は学校の英語の授業で一度は聞いた事があると思います。

「~に~させる」など人に何かをしてもらう時に使うのが
使役動詞ですよね。

使役動詞に使用される動詞は4つあります。
「make」「let」「have」「get」です。

では、この4つの使役動詞を正しく使い分けできていますか?

「いいえ」と答えた方はぜひ、今回の記事でぜひ使い方を学んでいって下さい。

強制を表す「make」

使役動詞のmakeは「相手がしたくないことを強制的にさせる」という意味を持っています。

使役動詞「make」を使用する際は
「make+目的語+動詞の原形」で使用します。

Aki made Rina promise that she wouldn’t tell anybody what happened
( アキはリナに何が起こったのか誰にも話さないことを約束させられた )

訳は「させられた」とした方が強制的な感じがでているので、例文ではそのように訳しています。

そしてもし、これを受動態にしたい場合は「promise」が「to promise」へと変化します。

Rina was made to promise by Aki that she wouldn’t tell anybody what happened.
( リナは何が起こったのか誰にも話さない事をアキによって約束させられた )

訳はほとんど同じですが、動詞の原形ではなくなり、「to不定詞」の形になるので注意してくださいね。

許可を表す「let」

letは相手がしたいという事を許可してあげるという意味をもっています。

使い方はmakeと同じで
「let+目的語+動詞の原形」です。

My parents will let me go out with her friends.
( 彼女の両親は友達と一緒に出かけさせてくれた )

許可を表しているので「~させてくれた」と訳すのが自然ですね。

ちなみに、許可を表しているので、否定形で使用すると、
許可してくれない事を表す事ができます。

Aki wouldn’t let me borrow his car. He doesn’t trust me.
( アキは私に車を貸してくれないだろう、彼は私を信用していない )

つまり、「Aki wouldn’t allow me to borrow his car」という事なので、
「allow」で言い換える事も可能ですね。

当たり前の事を表す「have」

have義務や立場上する事が当たり前の事に対して使用します。

haveも同様に
「have+目的語+動詞の原形」で使用します。

Aki will have his subordinates do that work herself if she is able.
( もし部下が可能なら、アキはその仕事を彼女にやらせるだろう )

I have the gardener take care of everything.
( 私は庭師にすべての世話をしてもらいます )

両方の例文が立場上することが当たり前の事を言っていますね。
訳はその時の状況によって「してもらう」「させる/やらせる」と変えると自然な訳になります。

お願いすることを表す「get」

getはhaveと同じ意味で使用されますが、getにはこちらからお願いしてしてもらうという意味も含まれています。

getの使い方は
「get+目的語+to不定詞」です。

他の「make」「let」「have」の使役動詞は目的語の後に原形動詞を持ってくるのに対して、「get」のみ目的語の後は「to不定詞」になりますので、注意してください!

I will get her to tell the truth.
( 私は彼女に真実を話してもらう )

Rina got the mechanic to check my car.
( リナは整備士に私の車をチェックしてもらった )

こちらからお願いしているので訳は「~してもらう」が一番自然です。

haveとの使い分けですが、
例えば2番目の例文をhaveに変更した場合、

Rina had the mechanic check my car
( リナは整備士に私の車をチェックしてもらった )

訳は同じですが、「get」の場合は、
初めはチェックする必要はなかったが、整備士に見てほしいとお願いして見てもらったという意味が含まれています。
「have」の場合は、チェックする必要が明らかだったので、当たり前のように車をみてもらったという意味となります。

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さて、いかがでしたか?

・強制を表す「make」
・許可を表す「let」
・当たり前の事を表す「have」
・お願いしていることを表す「get」

「make/have/let +目的語+動詞の原形」
「get +目的語+to不定詞」

これだけおさえれば、使役動詞の基本の部分は完璧です!

今まで使役動詞がよくわかなかった方も、この記事をみて少しでも学んでいただけると嬉しいです。

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