【基礎文法】使役動詞の被害の意味って何?

Posted on 2019.12.17

はじめに

使役動詞のhaveとgetには
「have+目的語+動詞の原形」
「get+目的語+to不定詞」

の使い方がありますよね。

この内容は以前の記事で説明していますので、
使役動詞の基礎を学びたい方はこちらをクリック
【基礎文法】使役動詞ってどうやってつかうの?

さて、今回はhaveとgetの使役動詞としてのもう一つのパターンについて
説明していきます。

もう一つの使い方と訳し方

haveとgetのもう一つの使い方は
「have ( get )+目的語+過去分詞」です。

I had my car fixed.
( 私は車を修理してもらった )

「目的語+過去分詞」の部分には受動態の関係が成り立っており、
その部分のみを抜き出すと、

My car was fixed.

このように、受動態で意味が通じます。

動詞の原形で使用する使役動詞は「目的語と動詞(原形もしくはto不定詞)」で受動態にはできません。

I have the gardener take care of everything.
( 私は庭師にすべての世話をしてもらいます )

この文章の「目的語と動詞」を抜き出してみると
The gardener takes care of everything.
能動態で意味が通じます。

これが、「have( get )+目的語+動詞の原形 ( to不定詞 )」と
「have ( get )+目的語+過去分詞」の大きな違いです。

訳し方は「~を~してもらう」「~を~される」となり、
①使役の意味
②被害の意味があります。

使役の意味

Rina wants to have her house renovated.
( リナは自宅を改装してもらいたい )

Aki got his suit cleaned.
( アキはスーツをきれいにしてもらった )

この2つの例文も、
「目的語と過去分詞」には受動態の関係になっていますね。

使役の意味は、以前に説明した「~を~してもらう」と全く同じ意味です。

被害の意味

I had my house destroyed by typhoon.
( 私の家は台風で壊された )

She got her leg bruised in the accident.
( 彼女は事故で足を打撲した )

この2つの例文は被害を表しています。
ここでの「have」と「get」の違いは、
「have」は自分の過失がないのに対して、「get」は少しでも自分の過失があるという事です。

まとめ

いかがでしたか?

①「have (get) +目的語+過去分詞」
②「目的語と過去分詞」の間には受動態の関係がなりたつ
③訳し方は「~を~してもらう」「~を~される」使役と被害の意味。

この3つを抑えて、使役動詞を使いこなしましょう!

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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