不定詞・動名詞の意味上の主語って?【Vancouver唯一のTOEIC専門校

Posted on 2020.03.04

はじめに

まず、意味上の主語を理解するにあたって、
英語の文法上のルールを2つ確認しましょう。

①1文の中に動詞は1つ!

しかし、「私は食べることが好き。」というように、
1文の中で動詞を2つ使う場合があります。
※日本語で「好き」は形容詞ですが、英語では動詞です。

そのときは、動詞を変形させて使わないといけません。

それが不定詞や動名詞で、準動詞と呼ばれるものです。
たとえば、「I like to eat.」「I like eating.」ですね。

②動詞は必ず主語とセットで使う!

(省略されることもありますが、)誰がその動作をするのかを示す主語を書かないといけません。
まずはこの2つのルールを頭に入れてください。

では、不定詞や動名詞は、動詞を変形させたものでしたね。
それを準動詞と言います。

以前、動名詞の記事で紹介したように、動詞は形を変えても性質は変わりません。
動詞は頑固なのです!

つまり、動詞は不定詞や動名詞に形を変えても主語が必要だし、
「自動詞」「他動詞」の役割も変わらないということです。
「自動詞」の後ろには目的語が必要ありませんが、
「他動詞」の後ろには目的語が必ず必要です。

自動詞と他動詞について知らない方はこちら

ということは…
動詞は不定詞や動名詞に形を変えても、誰がその動作をするのかを示す主語が必要になります!

それが、意味上の主語と言われるものです。

しかし、普段見る文章では、"I like to eat.""I like eating."のように、
"eat"の意味上の主語が示されてないと思うかもしれません。

実はこれらの文は、意味上の主語が省略されているのです!
省略できる場合については最後に説明します。

まずは、不定詞の意味上の主語について解説していきます!

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不定詞の意味上の主語って?

たとえば、全く日本語が話せない友達が「日本で働きたいなあ。」と言っていて、
「あなたには日本語の勉強が必要だね。」と返したいとします。

It is necessary to study Japanese.
(日本語の勉強が必要だ。)

これで正解でしょうか?
これでは、誰が日本語の勉強をするのか、”to study”の主語がないので分かりません。

「誰でも日本語の勉強が必要だ。」ということになってしまいます。

では、この文はどうでしょうか?

It is necessary for you to study Japanese.
(あなたは日本語の勉強をする必要があるね。)

“for you”という意味上の主語を入れることによって、
あなたは日本語を勉強する必要がある。」と伝えることができます。

×It is necessary to study Japanese for you.
注意してほしいのは、”for you”は最後につけることはできないということです。

通常の動詞でも、主語は動詞の前にきますよね。
不定詞も動詞と同じ性質をもつので、主語は動詞の前に置きます。

不定詞の意味上の主語のルール

★「for + 主語」を「to 不定詞」の直前に入れる!
※主語が代名詞の場合は、目的格(me, us, him, herなど)を使います。

【例】
It is difficult for me to get a good score on TOEIC.
(私がTOEICでいい点を取るのは難しい。)

It is easy for Aki to get a good score on TOEIC.
(アキがTOEICでいい点を取るのは簡単だ。)

動名詞の意味上の主語って?

たとえば、パーティーであなたの知り合いを見かけたとします。
その知り合いの服がかわいくて、一緒にいる友達がどこで買ったか聞きたいそうですが、
恥ずかしがって話しかけられません。

あなたは知り合いに「彼女が聞きたいことがあるみたいなんだけど?」と言いたいです。
さて、どう言うでしょうか?

Do you mind her asking a question?
(彼女が聞きたいことがあるみたいなんだけど?)
(直訳:彼女があなたに質問するのを気にしますか?)

このように聞くことができます。

もし、答えが

No, I don’t.
(いいえ、気にしません。)

であれば、友達は服をどこで買ったのか聞くことができます!

動名詞の意味上の主語のルール

★動名詞の直前に「主語」を入れる!

※代名詞の場合は目的格(me, us, him, herなど)または所有格(my, our, his, herなど)を使う。
※名詞(人の名前など)の場合は、そのままか、所有格にして使う。

【例】
My husband doesn’t like me complaining. または
My husband doesn’t like my complaining.
(私の旦那は私が文句を言うことが嫌いだ。)

Do you mind Erika asking a question? または
Do you mind Erika’s asking a question?
(エリカが質問をしてもよろしいですか?)

意味上の主語が省略されるときって?

【はじめに】で書いたように、
普段見る文章では、"I like to eat."I like eating."のように、
意味上の主語が示されてないことが多くあります。

それは、意味上の主語が省略されているからなんです!

意味上の主語を省略するときのルール

★文の主語と意味上の主語が同じ!

Aki likes riding motorcycles.
(アキはバイクに乗るのが好きだ。)

★文の内容が、誰にでも当てはまる!

It is difficult to enter famous universities.
(有名大学に入るのは難しい。)

このように、上記の2つのルールに当てはまる場合は、意味上の主語を省略できます。

以上、不定詞・動名詞の意味上の主語について解説させてもらいました。

普段、不定詞や動名詞を含む文を読んだときに、
意味上の主語をあまり意識しないかもしれません。

しかし、これからそのような文を見たときや作るときは、
上記のようなルールに基づいているということを覚えておくと、
“その動作を誰がするのか“がより明確に見えてくるのではないでしょうか。

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ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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