形容詞は必ず名詞の前?形容詞一つだけでも後置修飾する場合

Posted on 2020.05.23

はじめに

形容詞は名詞の前に持ってくるというルールがありますが、名詞を修飾する言葉が2語以上の塊のときは名詞の後ろに持ってきますね(これを後置修飾と呼びます)。
形容詞1語だけだと必ず名詞の前に置くと思われがちですが(something hot to drinkなどの例外はあります)、名詞の後ろに形容詞1語のみを持ってくることができる場合もあります。今回はTOEICにも出題される形容詞の後置修飾についてご紹介します。

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形容詞の基本的なルール

冒頭でも述べた通り、形容詞の基本的なルールは名詞の前に置くことです。
もう1つのルールは、名詞を修飾する言葉が2語以上の時は、その2語以上のかたまりを名詞の後ろに持ってきます。
例えば 「バンクーバーに住んでいる人々」を訳すと「People living in Vancouver」となり、名詞peopleを修飾する言葉が2語以上なのでpeopleの後ろにあります。
以上、この2つが形容詞を置く場所の基本的なルールです。

「形容詞+名詞」 or 「名詞+2語以上のかたまり」

形容詞1語でも名詞の後ろに持ってくる時

それでは今度は、形容詞1語だけで名詞の後に持ってくる場合についてご説明します。それはどんな場合かというとその形容詞が「一瞬の状態」を表しているときです。
例えば、available(入手可能な)やpresent(出席している)などがその例です。

例文を見ましょう。

There were only a few items available on the online shopping site.
「そのオンラインショッピングサイトには少ししか購入可能なものがなかった」

That documents were handed to the members present.
「あの資料は参加していたメンバーに配布された。」

例に挙げた「available」や「present」は、どちらもその状態がずっと続くものではないですね。Available「入手可能な」状態はその品物が売り切れたら入手可能ではなくなるし、present「出席している」もその会議などが終われば出席している状態ではなくなります。

他には、動詞の過去分詞形(-ed形)も名詞の後に持ってくることが多いです。

一方、名詞の前に持ってくる形容詞には「「長く続く状態」を表しています。例えばbeautifulやtallです。「beautiful scenery」美しい景色「a tall tree」高い木など、どちらの状態もすぐに変わってしまうものではなく、長く続くものです。

中には名詞の前、後どちらにも持ってくるかで意味が変わるものがあります。
例えば、spoken。先ほど名詞の前にくる形容詞は「長く続く状態」と説明しましたが、「spoken language」と名詞の前に置くと、意味は「話し言葉」という意味になり、名詞の後ろに置くと「language spoken」だと「(その時)話されている言葉」となります。

さいごに

以上、形容詞の後置修飾についてでした。この後置修飾についてはまだ他にもパターンがあるのですが、「一瞬の状態」を表す後置修飾についてはあまり聞きなじみがないと思い今回の記事のトピックに選びました。TOEICにも出題されるのでぜひ覚えてくださいね。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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