English Tips
英語の豆知識
Me? Myself? あなたは正しく使えていますか?代名詞の目的格と再帰代名詞の正しい使い分け方〜知らないと全く違う意味になることも!〜
Posted on 2020.04.30
代名詞と再帰代名詞ってなに?
代名詞の目的格とは、me, you, him, her, it, us, themのこと、再帰代名詞とは、myself, yourself, himself, herself, ourselves, themselvesなど、ーselfが付いているものです。
この2つの使い分け方を知らない方は多いのではないでしょうか?
2つとも似ているし、どっちを使っても意味はあんまり変わらないだろうと思っているあなた。実は、この2つを正しく使い分けないと英文の意味が全く変わってきてしまうのです。
今日は知らないと損する代名詞と再帰代名詞の使い分け方について説明します。
Able English Studies 公式LINEアカウントでは、毎日英語に関する情報を配信中!
まだ登録していない方は
Vancouver唯一のTOEIC専門校 】Able English Studies
コースの詳細は→こちら
どうやって使い分けるの?
代名詞と再帰代名詞の使い分けについて、例文を使いながら説明していきます。
この日本語で書かれた文章を英語にすると、( )内に入るのは「her」もしくは「herself」どちらでしょうか?
ミキは自分に花を買った。
Miki bought ( )flowers.
答えは再帰代名詞のherselfが入ります。ここを代名詞の「her」にすると、別の人に花を買ったという意味になってしまいます。
これは、同じ節内において、主語とその動作を受ける人・ものが同一の場合は再帰代名詞を使うという文法のルールがあるからです。
以下の例文で詳しく説明します。
①Miki thinks that her friend doesn't trust herself.
ミキは、彼女の友達が自分のことを信じていないと思っている。
②Miki thinks that her friend doesn't trust her.
ミキは、彼女の友達がミキのことを信じていないと思っている。
①の例文は、ミキの友達が信じていないのはその友達自身のことですね。
これは、that節内の主語「herself」と「doesn't trust」という動作を受ける人が同じなので、再帰代名詞「herself」を使います。
一方、②の例文は、that節内でミキの友達が信じていないのは、彼女自身ではなくミキだと言いたいのであれば、that節内の主語と動作を受ける人は違うのでherを使います。
例外も!
先ほど、同じ節内で主語と動作を受ける人・ものが同一の場合は再帰代名詞を使うと説明しましたが、例外もあります。
下の例文を見てみましょう。
Miki asked her mother to cook dinner for her.
ミキは彼女の母親に夕飯を作ってとお願いした。
このように、同じ節内(不定詞は節ではないので、この一文で一つの節)でも再帰代名詞「herself」ではなく、代名詞「her」が使われていますね。
不定詞や動名詞、分詞の場合はその行動をするのは誰(何)なのかを考えます。
例文で考えると、「夕飯を作る」という行動をするのは「her mother」(Mikiの母親)ですね。
Her motherが夕飯を作るのは自分のためではなくMikiのためなのでforの後ろは代名詞の「her」を使います。
以上、複雑に聞こえますが一度慣れてしまえば簡単です。
代名詞を使うか再帰代名詞を使うかで意味が全く異なってくるということがお分かりいただけたでしょうか?
この代名詞と再帰代名詞は入れ替わっていても文法上問題がないため、正しく使い分けないと本当に言いたいことと全く違う意味になってしまうので、この機会にしっかり覚えましょう。
あなたの英語のお悩みに答えます!
English Tipsのページでは、日頃あなたがギモンに思っている内容にお答えします、気軽に質問してみてください!