過去を表すだけじゃない?ネイティブがよく使うwouldが持つ他の意味

Posted on 2020.05.07

はじめに

みなさんはcouldやwouldと言った助動詞の過去形がどんな時に使われるのかご存知ですか?
「え?過去形だから過去のことを言うときに使うんじゃないの?」と思った方。実はそれ以外にもネイティブがよく使う意味がたくさんあります。
特にwillの過去形wouldはネイティブの日常会話では単に過去のことを言うことよりも、むしろ過去以外の意味で使う方が多いかもしれません。
以前もwouldには「推量」、「仮定」、「丁寧」などの意味があることを別の記事でご紹介しましたが、今回は実はまだあるネイティブがよく使う「would」の持つ意味について説明していきます!

前回wouldの使い方を説明した記事はこちら

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過去の習慣

Wouldには「昔はよく〜したものだ」と言う、過去の習慣を表す意味があります。
同じ意味を表すものに「used to 〜」がありますが、「would」と「used to」では少し含んでいる意味が違います。この2つの違いについて例文を使ってみていきましょう。

I used to play soccer with my friends after school.
「昔は友達と放課後にサッカーをしたものだ。」

I would go to the beach with my dog when he was younger.
「愛犬が若かった時はよくビーチに行っていた。」

Would とused to〜の違い
「used to」には、昔はやっていたけど今はやらないと言う意味があります。
一方、「would」には、「used to」に比べて頻度は低く(習慣と言うほどではない)また、昔ほどではないか今もやる可能性があると言うニュアンスを含んでいます。

過去の強い意思

Wouldには「どうしても〜しようとしなかった」と言う、「過去の強い意思」を表す意味もあります。例文を見てみましょう。

I asked her to tell the truth, but she wouldn’t.
「彼女に本当のことを教えるよう頼んだが、どうしても教えてくれようとしなかった。」

なお、この意味で使われるのは否定形の時のみです。Wouldの現在形willも否定形で使うと「won't (will not)」で意味は「どうしても〜しない」と言う意思の強い否定を表しますね。それが過去形になっても同じ意味で使われています。

ちなみに、The Beatlesの名曲「Yesterday」の歌詞に「Why she had to go I don't know she wouldn't say」という一節がありますが、このshe wouldn’t sayも「どうしても〜しようとしなかった」と言う意味で使われており、「(行かなければならない理由を)彼女は決して言わなかった」と訳せます。

最後に

以前の記事でご紹介したwould の意味に加えて、wouldには多くの意味があり全部覚えるのは大変そうですね。しかし、英語ネイティブの方の日常会話では頻繁に使われるのであるので覚えておいて絶対に損はないです。この機会にマスターして日常英会話でもぜひ使ってみてください!

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