「〜していいですか?」を意味する May I〜VS Can I 〜あなたがこの2つを使い分けた方が良い理由と使い分けのポイント 

Posted on 2020.06.27

はじめに

「〜してもいいですか」と尋ねる時に使われる「Can I~」と「May I~」について、この二つの違いは、丁寧か丁寧じゃないかというのはよく知られていることかと思います。

じゃあ具体的にどんな場合に使えばいいの?と疑問に思っている方や、両方とも意味は同じだし伝わればいいんじゃない?と思っていつもCan I ~を使ったりしていませんか?

今回は、May I~とCan I~の使い分けるポイントと、この2つを使い分ける必要性についてご説明します!
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「May I〜」 VS「 Can I〜」 それぞれの持つニュアンス

「May I 〜」と「 Can I 〜」、それぞれ「〜してもいいですか」という相手に許可を求める時に使える表現ですが、一番大きな違いは、「May I〜」はフォーマルな表現、「Can I〜」はカジュアルな表現ということです。
2つ目の違いは、may は「許可」を意味し、canには「何かをすることができること(それをすることができる能力があること)」を意味します。

例えば、職場で上司と話しているときに電話がかかってきたとします。そこで、「電話に出ていいですか?」と言いたいときは、
May I answer the call?
とその上司に尋ねるのがマナーです。

ここで、「Can I answer the call?」と聞いてしまうと、意地悪な人なら、
「I don’t know, can you answer the call?」と言うかもしれません。

この上司は「分からないよ、君は電話とれるの?」と言っているのですが、つまり通話開始ボタンを押して、実際に電話に出るという行為をすることができるの?と聞いており、わざと皮肉を込めて言っているのです。

これは上記で述べたとおり「may」が「許可」を意味する助動詞で、「can」は「〜することができる」と言う「能力」を本来意味する助動詞であることからこのようなことが起きます。

もちろん、普通ならこの上司のような皮肉は言わないでしょう。それでも「Can I〜」を使うことで相手に「この人はマナーがないな」「失礼だな」と言う印象を与えることは確かです。

「Can you speak English? 」(英語話せますか?) というのが失礼に当たるのも同じ理由です。誰しもが英単語だったりは知っているはずなので、普通に考えれば誰でも「話せる」はずなんです。という訳でcanを使うと馬鹿にしているようにとられかねません。この場合は「Do you Speak English? 」と聞くのが一般的です。

「May I〜」 と「Can I〜」 を使い分けるポイント

ではどんな時に「May I〜」 または 「Can I〜」 を使うのが良いのでしょうか。
使い分け方はとても簡単で、次の2つのことを考えると分かりやすいです。
「May I〜」は、「フォーマルな場で話す時」「初対面の相手」と話す時に使います。

例えば、先ほどの例であげた職場などのビジネスの場や何かの式など、日常ならレストランやカフェで注文する時、初対面の相手やまだその人のことをよく知らない場合に使います。

May I ask you a question? (職場などで質問するとき)
「質問してもよろしいですか?」

May I have a large sized coffee, please? (カフェで注文するとき)
「ラージサイズのコーヒーでお願いします。」

*pleaseは丁寧さを更に強調するために使われます。
**スタバなどカジュアルな場面であればCanでも問題はありません

「Can I〜」はそれ以外、つまり家族や友人同士で会話をしている時などのカジュアルな場でなら使っても問題ありません。

Can I have something to drink? (友人の家にいるときなど)
「何か飲んでいい?」

It’s humid in this room. Can I open the window? (親しい間柄同士で話しているとき)
「この部屋暑いね。窓開けていい?」

と、ここまでこの2つをしっかり使い分けましょうと説明してきましたが、実は、カフェなどで「Can I have〜」と言って注文するネイティブスピーカーもいることは事実で、may と canの違いというものは徐々になくなりつつあるという意見もあります。矛盾するようなことを言いますが「この場合は絶対にこっちを使わなければいけない」と言う訳ではありません。

それでも、フォーマルな場ではやはり「May I〜」を使うことが好まれるので、この2つを使い分けることができるようになるというのは大切です。
身近な例でいうと、ワーキングホリデーで海外に来て仕事の面接を英語で受けるとき、きちんと丁寧な言葉遣いができている人とそうでない人がいたら前者が選ばれるでしょうし、留学先で先生に質問するときも、「Can I ask you a question?」 より 「May I ask you a question? 」の方が与える印象はもちろん良いでしょう。

さいごに

「May I〜」と「Can I〜」を使い分けるポイントは、「フォーマルな場か、そうでないか」と「初対面かどうか(その人のことをよく知っているかどうか)」の2つです。

英語が第一言語ではない人にとって、いつも同じ表現ばかりを使っていると必要な時に適切な表現がとっさに出てこなかったりするので、普段から今日ご紹介した2つのポイントをもとに使い分けるようにしてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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