前回のEnglish Tipsでは英語の接頭語についてご紹介しましたが、今回は接尾語についてご説明します！
接尾語は、teacherやemployerの「er」など、単語の後ろについてあるもののことを言います。
接尾語を覚えるメリットは、単語の意味を推測できるようになるだけではなく、その単語の品詞（名詞、形容詞、動詞など）を判断できるようになることです。
今回は「名詞」「形容詞」「動詞」に分けてそれぞれの接尾語をご紹介します。

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◯-ant -ent 「人」
applicant（応募者） 、immigrant（移民）、opponent（敵対者）
-ant/-entは形容詞にもなります。次の形容詞の項目で説明しています。

◯-er 「〜する人」　
employer（雇用主）teacher（先生）、researcher（研究者）、plumber（配管工）
-erは、employ +erなど、動詞についていることが多く職業を表す単語によく使われます。

◯-ee 「〜される人」
nominee（候補者）、trainee（研修生）、attendee（参加者）、employee（従業員）

◯-ist 「人」
journalist（記者）、economist（経済学者）
-istはjournal +istなど、名詞についていることが多く専門家を表す単語によく使われています。

◯-ics 「学問」　
economics（経済学）、 physics（物理学）

◯-logy「学問」
biology（生物学）、phycology（心理学）、meteorology（気象学）

◯-able・-ible 「~できる」
available(入手可能な) 、edible（食べられる、食用の）、visible（目に見える）、
removable(取り外し可能な)

◯-ent -ant 「〜な性質がある」
different (異なる)、consistent（一貫した）、pleasant(楽しい)

◯-ous 「〜な性質がある、〜に満ちている」
　dangerous （危険な）、curious （好奇心のある）、anxious（不安な）、mysterious (神秘的な)
danger（危険）な性質がある→dangerous、curiosity(好奇心)に満ちている→curious、などと考えると分かりやすいです。

◯-ly 「〜のような」
friendly（フレンドリーな)、daily(毎日の) early(早い) lovely(素敵な)

-ly＝副詞と覚えている人が多いですが、-lyは副詞だけではなく形容詞となるものもあります。ちなみに、例に挙げたfriendly、daily、earlyは副詞と形容詞２つの用法を持つ単語です。

◯-ate 「〜にする、〜する」
stimulate (刺激する)、 motivate (やる気にさせる)、 evaluate （評価する） 、concentrate (集中する)

◯-en 「〜にする」
weaken(弱める) 、strengthen（強める）、 shorten（短くする）、 brighten （明るくする）

◯-fy 「〜化する」
justify (正当化する)、 diversify （多様化する）、clarify (明らかにする)

◯-ize 「〜化する、〜の状態にする」
industrialize (産業化する) 、summarize （要約する）、finalize (終了させる)

接頭語と同じく接尾語も覚えていると、知らない単語の意味が推測できる場合があり、また一番大きな利点は接尾語を覚えているとその単語の品詞を判別できるようになり、単語を覚えるのにも役立ちます。接尾語は今回紹介したもの以外にもまだまだありますので興味のある方はぜひ調べてみてくださいね！

ちなみに、接頭語や接尾語などの知識はあくまでも予備知識として覚えていると役立つものなので、単語を覚える時間を多く削ってまで接頭語などを覚えていると本末転倒になるので注意してくださいね。

さいごまで読んでいただきありがとうございました。