English Tips
英語の豆知識
〜ネイティブ表現シリーズ〜「by no means」と「by all means」の使い方
Posted on 2020.06.19
はじめに
by no meansの使い方
「by no means」は先ほども述べた通り否定の意味を表す副詞句で、「決して〜ない」や「絶対〜ない」という意味のフレーズです。「not at all」や「definitely not」と言い換えることができます。
副詞として使われるので、文の頭や文中、文末に持ってくることができます。
(例えばusuallyも副詞で、Usually, I wake up at 6. / I usually wake up at 6. / I wake up at 6 usually. という風に文頭・文中・文末に置くことができますね。)
Are you mad at me?
「私に怒ってる?」
By no means! Why do you think so?
「そんなことないよ!なんでそう思うの?」
Why did you say that to her?
「なんで彼女にあんなこと言ったの?」
It was by no means on purpose.
「決してわざとじゃなかったんだ」
I think that Sushi restaurant is the best in Vancouver.
「あの寿司レストランがバンクーバーで一番おいしいと思うな。」
It’s good but by no means would I say it’s the best.
「おいしいけどそこが一番おいしいとは思わないよ。」
なお、最後の文章ではwouldとIの場所が入れ替わっています。これは、否定の意味を表す副詞(by no means)が文の頭(主語の前)にくると、倒置を起こすというルールがあるからです。
否定の倒置については以前の記事で説明しています。→こちら
by all meansの使い方
否定の表現の「by no means」について紹介してきましたが、次は反対の意味の「by all means」についてご紹介します。意味は「ぜひ」や「ぜひぜひ」というようなニュアンスで、丁寧な表現です。「definitely」「certenly」と言い換えることができます。
Can I use this printer?
「このコピー機使ってもいいですか?」
By all means!
「もちろんです!」
It’s a potluck party, so if you don’t mind it, come by all means!
「ポットラックパーティだけどそれでもよかったらぜひ来て!」
※ポットラックパーティーとは参加者がそれぞれ食べ物を持ち寄って開催するパーティのことで、日本でもよく行われていますが、北米でもパーティーといえばポットラックパーティーを差し、とても一般的です。
さいごに
意味だけ知っていても、そのフレーズがどんなニュアンスを含むのか(丁寧なのかカジュアルなのか、ポジティブな使われ方をするのかそうでないのか)も知っておく必要があります。今後も、English Tipsでは文法知識とあわせて、表現の幅を増やせるようなフレーズをご紹介していくのでお楽しみに!最後まで読んでいただきありがとうございました。
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